家の大掃除をしたのですが、本の量が多くて思い切って自炊することにしました。
『自炊』といっても料理のことではなくて、本を裁断して、スキャナで読み取ってPDF等のファイルにしてタブレットとかで読めるようにすること。
スキャンするとはいえ、紙の本がなくなることには若干抵抗はあったのですが、通勤時間もそれなりにかかることもあって、電車の中で読んだりすることを考えれば、むしろ自炊した方が読む機会が多くなるならそれも価値あることかなと思ってトライすることに。
家の中を整理した結果、約170冊(大きめのダンボール3箱になりました)。ここではその『自炊』の手順などについてまとめてみたいと思います。
『自炊』をやってみたいなと考えている人の参考になればと。
ステップ1:本の裁断
本のカバーを外して、裁断機で裁断する・・これを170回やっている時間はないと思って業者に頼むことにしました。
利用したのは秋葉原にある、『自炊の森』というところ。
これまでこのお店を利用したことは全くなかったのですが、
- 裁断の料金が1冊50円
- 本を宅配便で送らないといけないので送料の関係でなるべく近い方がいいなと思っていたこと
- 設備が充実しているのでちゃんとやってくれそうだという印象を持った
といったこともあってお願いすることにしました。裁断の申し込み手順は以下のページにも書いてありますが、
- “自炊の森”宛に裁断してほしい本を宅急便で送る(かなり重たいので、集荷に来てもらった方がいいと思います。私はヤマト運輸にお願いしました)。
- 発想が終わったらメールで冊数、お金の支払い方法、裁断した本の返却先を連絡する。
です。いきなり送っていいか迷いましたが・・いいらしいです(笑)普通に対応していただけました。
到着したと思われる頃に先方から料金の連絡がメールで来るので、銀行振込で支払うと翌日には裁断が終了し発送したとの連絡がありました。めっちゃ早い!
かかった料金は1冊50円×170冊+2700円(送料3箱分)=11,200円
まぁ手間賃と思えば高くはないかと。
ステップ2:スキャン
中にはスキャンまで行ってくれる業者もあるようなのですが、今回は手元の資料とかハガキとかもスキャンしたかったこと、利用料金を抑えたかったことでスキャナをレンタルすることにしました。
借りようとしたスキャナは『Scan Snap』。自炊の方法とかをネットで調べていたらこれが良さそうだと。
Scan Snapもいろいろ種類がありますが、スキャンする資料が多いのでなるべく読み取りが早い「iX-500」。個人向けの中ではかなり速い機種で自炊では広く使われていると思います。
レンタルで利用したのはRentioというところ。
家電レンタルのサービスはdmmなどが有名で、最初はそこも見てみたのですが、借りる人が多いのか、思った機器は借りられる、多少妥協しても結構先の予約しか取れないような状況でした。
他にないかと探していたところこのサービスを発見。あまり知られていないのでしょうか。まぁ何はともあれ運が良かったです。予約する翌日発送で2日後には家に届けてくれるというスピード感。
受け取りの時間指定も出来ますので午前中に指定。到着した箱をあけるとお目見え。
付属のコード、ドライバインストール用のCDも入ってます。ドライバーは付属のCDをインストールしてもいいですが、ファイルがScan Snapのサイトにもあり、今回はこちらを使用。
ドライバーのインストールが終わると、解像度や1つのpdfにまとめる設定など、スキャナーの設定を行います。
Scan snapの設定、その他自炊に関する情報は以下のサイトのお世話になりました。
実際にスキャンをやってみると時間的、また体力的にも1日に100冊が限度といったところでしょうか。容量は解像度等にもよるでしょうが1ファイル mbほど。あとはこれをタブレットとかに転送すれば準備万端!
感想
pdfファイルで読み始めていますが、持ち運ぶ労力がなくなったのはやっぱり軽くていい。場所を問わずに情報を得られるのでちょっとした空き時間にも読めたり、調べたりできるので、気になったことを放置するということがかなり減りました。
一方、辞書的な使い方をしていたもの(英語の辞書とかExcelのまとめ本とか)については紙の本で読んでいた時に大体この辺に書いてあるなということがわかっていたこともあって、電子化するとかえって使いにくく感じます。向き不向きがあるんですね・・